高くなりました.
勿論,40年前に比べれば高くて当たり前です.
物価全体が1桁上がっていますので,それなりに高価になっても仕方ありません.
また,管球は,一部の球を除いて生産が終了していますので,
現在の在庫が無くなれば,それでお仕舞いと言うことになります.
需要と供給の問題から,値段は上がっても下がることはないと言われています.
管球Ampが廃れて,誰も見向きもしなくなれば,需要減で下がるでしょうが,
今のところ,自作しやすい管球Ampが急に消えることも無さそうです.
元々,比較的短い寿命の消耗品ですから,球を廃棄すれば更に在庫は減ってしまいます.
で,何が言いたいかというと,ここ数年の値動きです.
消費者物価は安定していますので,物価に伴って上がっているのでは無さそうです.
経済には疎いため,正確には分かりませんが,供給量はそれほど減っていないように思われます.
むしろ,欧州管などは,最近供給量が増えているように見受けられます.
販売Listを見ても,数年前にはほとんど見つからなかった球が,最近は結構出ています.
昔の自作マニアは,所長を含め,そろそろ目が霞み,手が震えて,自作が困難になりつつあり,
後生大事に買い集めていた球を放出する人が増えてきています.
この期に及んで,所長はまだ時々買っていますが・・・.
つまり,供給は増えているのではないでしょうか.
世間を見ると,自作管球アンプの愛好家が急に増えたとも思えません.
更に,昨年からの経済不況は,ここ暫く続きそうです.
無くても生活には何ら支障のない,完全な趣味の商品ですから,
比較的短期間に価格が上がる理由が見あたりません・・,イヤ,見つけられません.
欧州管に興味を持ち,安く購入しようと,個人輸入をしていましたが,
欧州では,国内と比較しても,最近,極端に値が上がってきました.
何時も購入しているオランダの商社に問い合わせると,
数年前までは,韓国の方が,その後,中国の方が,古典管ならば,幾ら高くても買ってくれる,
との情報をくれました.
ウーーン,中国の汚職大富豪が相手では,とても勝てそうにありません.
最近は,欧州から輸入するより,国内の方が安い場合が結構増えてきました.
しかも,写真だけでの判断になりますが,国内の球の方が,
程度の良さそうな場合が多いようです.
これからは,国内で調達した方がよいかもしれません.
それにしても,高いですねぇ.
国内の商社は,海外発送をしないので,外国の顧客は関係ないはずですよねぇ.
おまけに,商社によって,値段差が激しい!
ひどい場合は,同一メーカー名の同一球で 4〜5倍の値段差があります.
販売価格はしっかり調査して自衛するしかないでしょう!
ところで,どんなメカニズムによって,球の値段が上がっているんでしょうかねぇ.
所長には全く理解が出来ません.
買いたくても,あまりに高価になって手が出ない,貧乏人のひがみです.
ロシア・東欧で作り,西欧の有名メーカ名を球や箱に印刷すれば,
1桁値段が上がる場合も多々あるようです.同じ球ですよ??? (管球メーカー参照)
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