真空管雑感

LS-8A



欧州直熱3極出力管です.
ヒータは4v0.15Aで,S4021B同等管です.
ただし,S4021B は,4v0.25Aのヒータ規格となります.
同等管であることから,最大プレート損失は5Wのようです.
このS4021B はSTCの3A/109と差し替え可能な球です.

3A/109 は WE104 相等管として有名になり,価格もかなり高価です.
一方,LS-8A は雑誌等での製作記事が少ないため,あまり注目されて
いません.
また,3A/109 より若干ヒータ規格が小さいため,無理は利かないかも
しれませんが,同じオペレーションが可能です.



LS-8A のソケットは,B4(UF4)で,入手も容易で且つ安価(\200)です.
LS-7A とセットにして説明される場合がありますが,LS-7Aはパワー管ではなく,
万能管です.
一方,LS8A はパワー管です.

いわば,WE104-71A(LA-8A) とWE101-12A(LS-7A) のような関係です.

そして,安い
\3000 程度で入手ができます.多分.
プレートはニッケル製で,きれいな球です.
出力は0.7〜1W程度取れそうです.
これを使わない手はないでしょう.

アンプを組むとすると,出力管の形状から,前段は MT 管とならざるを得ません.
     12AT7-LS8A-VU39  が良さそうです.
  




E2dへ



真空管雑感へ

ホームへ