永年音楽を聴いてきましたが，歳と共に．その聴き方や志向が変わってきました．
以前からその傾向はありましたが，最近はさらに顕著になってきました．
聴く音楽のジャンルはほとんど，いえ全く変わりません．
何が変わったかというと，ますます我が儘になってきました．
当研究所にアドバイスとご意見をいただく方のブログを見させていただくと，
まさに，その通り！！と膝を叩かされます．
わざわざ出かけて小さな椅子に座り，行儀よく聴いているのが・・・，
それよりも，自宅，ジャズ喫茶やレストランでのライブならば
気楽に呑みながらゆったりと楽しめる．
そうなんですよね，全く同感です！
この方は人間が出来ていますので，仰いませんが，
できの悪い所長は言わずもながの事まで言ってしまいます．
お気に入りで超有名な演奏家ならまだしも，
そこそこの演奏でも相当に高価な入場料を必要とします．
窮屈な椅子に縛られて聴くほどのものかな(失礼)と思ってしまいます．
自宅でなら，世界的にも絶賛される演奏，尚且つお気に入りの演奏を，
好きな酒を呑みながら，ソファに寝転んだりしながら聴けます．
いくら生演奏でも，大して上手くもない(御免なさい)演奏では，
あまり感動などしませんし，できません．．
下手とは言いませんが，人に聴かせる演奏は上手でなければいけません．
むしろ，お金と時間を無駄にしたと悲しくなるときすらあります．
生演奏なら何でも，などと，とてもじゃないけど思えません．
そうは言っても，あまり上手くない演奏会でも，いく価値はありますよ．
演奏を楽しむよりも，入場者との会話，その時の演奏の批評，等々を，
後で呑みながらすることは楽しいですからね．
我が国ではどうして休憩時間にワインくらい出さないのでしょうかねぇ．
欧州では教会の演奏会でもワインくらい出ますよ．
演奏会では拍手以外の音を遠慮するなんて何処の何奴が言い出したんでしょうか．
(つい興奮してはしたないことを)
演奏会では，椅子席ではなく，box席で，ワインを呑みながら聴きたいものです．
問題はやはりお金ですかねぇ．
貧乏人ではbox席を確保することは無理でしょうから．
そう言えば，国内にはbox席を置く劇場ってあまり聞きませんよね．
生演奏を聴きに行くのは欧州に行ったときにしましょうか．
料金も国内とは段違いに違います．
まぁ，日常的には，庶民は自宅で聴くのが良さそうです．
