欧州の古典直熱三極管の代表です.今日ではPX25と共にマニア垂涎の出力管
となりました.
PX4 はTANNOYが自社のスピーカを駆動するために用いたことからも,
有名になりました. GRFモニターと言われています
TANNOYファンならば,ぜひともこの球を用いたアンプを手元に置いておきたいと
思うのは当然でしょう.
音質で勝負になる米管は,WEの一部のみでしょう.と言っても良いかと思います.
問題は,その価格と入手難です.30年前には手軽に入手できましたが,現在は,
新品ともなるとほとんど望み薄です.例え有ったとしても値段はとんでもないこと
になっています.
最近は,東欧と中国製の再生産品もありますが,名前は同じですが,無理に購入する
価値があるかどうか疑問です.これらならば,同じ技術で作った安い管種で
良いように思います.1枚プレートの2A3ならば,それなりの価格で買えます.
シカシ,諦める必要はありません.安価な時代にPX4を購入し,現在も保持している
方は,相当のお年の方で,老化のため半田ゴテを持つ回数も少なくなってきますので,
アンプ製作を諦めて今に放出があります.タブン
もし,入手できれば,ぜひともアンプを組んで下さい.
価格を考慮しても造る価値があります.
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