Virtual AMP

Line AMP


  
これまではCDプレーアをメインアンプに直結して使ってきました.
ところが,左右別のレベル調整は家族には不評です.
また,手持ち球の影響で,ゲイン不足の場合が出てきました.

そこで,とにかく製作簡単で,費用のかからない
Line Amp を製作してみようとして考えたアンプです.
増幅率は10dBもあれば十分ですから,12AU7でいけそうです.
出力インピーダンスが高いのは,周波数帯域を確保する上で心配ですから,
カソフォロを付加することにします.
手元に,遊休トランスがあることから,600 Ω バランス出力も付けましょう.

もっと音の良さそうな球を使ったら,とのご意見には,
ノイズ処理に自信がありませんので,今回は安易なところで・・,ご勘弁を.

カソフォロだけで十分低出力インピーダンスなのに,Cで切ったトランスを付けてどうするの?
という,誠にもっともな指摘もいただきました.
うーーーん,確かに!!,トランスは外付けにしようかな?

このラインアンプに必要な電源は,B電源として,増幅段に6mA,
ブリーダに2mA 合計8mAとヒーターに6.3v 0.6A あれば済みます.

電源トランスには,B電源用として100v:200v(PM-3W:\780)を,
ヒーター用として,6.3v1A(\680)を用いましよう,何せ安いから.
それと,使う予定のシャーシは,現在遊休中で,使い道のないものを使います.
これが,問題で,高さ 50 mm しかなく,自ずとトランスにも制約が出てきます.

後,10mm もシャーシが高ければ,もっと使い勝手の良いトランスがあり,
しかも,整流はブリッジとすることが出来ます.
250(220)v,45mA,6.3v1A,6.3v0.5A で \1800 ですから・・.



整流後のフィルターチョークは,プリですから,是非とも用いたいところですが, 費用を節約するために省き(大丈夫かいな?),抵抗で誤魔化すことにします. 整流には,昔ラジオに多用された検波管の6AL5 (安い!)を起用します. 1ユニットあたり max 9mA ですから,片波なら18mA,十分です. ヒータートランスに余裕があれば,2本でブリッジとしたいところです. 6AL5 のカソードとヒータは絶縁されていますので,他の球と巻線を共用できます. ただし,本器では 12AU7x2+6AL5 で0.9A となり,1A ではぎりぎりです. アドバイスとして,6AL5 の耐圧に心配がある事を教えていただきましたが, まぁ,何とかなるでしょう.(いつものノー天気です.ハハハ,笑って誤魔化します)  消耗が激しいようなら,シリコンブリッジの後の抵抗代わりに 6AL5 を使うことにします. πフィルターの抵抗は 3kΩ に減らし,6AL5 のカソードと入り口コンデンサー(20μF) との間には 1kΩ を入れたほうが良さそうです.

図にはありませんが,ブリーダ電流を流さなければ,ちょっと危険. また,少々ノイズが心配ですが,MT管だから,まぁ何とかなるかな? 費用は,\5000 以内が目標です. 球以外で.



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