オーディオ装置の音源として,CD Player は最も一般的なものです.
この CD Player には 2 種類の規格があり,従来の規格と SACD と称する,
広帯域型があります.
価格で見ると,\15,000 〜 \1,500,000 と非常に差があります.
この\1,500,000 という値段はどうやって付くのでしょうか??
無論安いものは従来規格です.
ここで,再生周波数ですが,SACD は上限が 100kHz とも言われています.
DAC にもよりますが,理論的には 1.4MHz 迄再生可能です.
実際には,各種のノイズ処理により,実情は 100kHz とされているようです.
ん!・・・所長の耳はそんなに聞こえません.
低レベル音での高域は 16kHz が限界です.
つまり所長の耳の周波数特性は,20-16kHz と言うことになります.
16kHz を超える音は,音単体としては聞こえませんが,
楽音に混ざると,微妙な音質差を感じることは経験しています.
いわば,レコードと CD の音質差です.
これは確かに解ります!
ここで,我が研究所のアンプ群は,真空管式で,ノイズ低減処理,
代表的には NFB ですが,これらの処理をいっさい行っていません.
使用真空管は三極管か,三結ですので,大量の??2次歪みが発生しています.
(ハハハ,これは自慢できることではありません.ハイ)
つまり,レベル的には録音された楽音と比較すると低くはなりますが,
勝手に?? 32kHz までの音が付加されているわけです.
実際に,安い従来規格の CD Player を用いて,従来規格の CD を再生し,
このノイズを含めて音楽を聴いているのですが,まさに心地よい音が再生されます.
さらに,オーディオ店で,無心に(価格を忘れてですが)聞くと,
\15,000 と 数十万の Player との音質差がよく解りません.
(店で言うと生活が掛かっていますので必死で反論してきますのでご注意を)
高級な回路を用いていますので,価格は高くなりますと言われてもネ.
やすい CD Player でも,ノイズレベルは実用的な領域外だし,
厄介な,過渡応答に対処して,無帰還でアンプを造ってくれるわけでもないし.
使われている信号ピックアップ用主要部品が高級で高精度と言っても,
精度的に問題が有れば,そもそも信号を取得できないわけだし,
できていれば,それ以上精度が良くても無意味ですよネ.
DAC 以降の音質も,やっぱり「石」の音で好みじゃないし.
それなら,安い Player で結構!
無駄な出費をするまでもないでしょう.その分を他に回して楽しみましょう.
金余りのマニヤと称する人の中には,周りの機器と金額的な釣り合いが取れないという理由で,
高額機(≠高級機)を使い,他人にも勧めるといった,ばかばかしい議論があります.
この様な「人々」は,音ではなく,かけた金額を自慢したいのでしょうかネェ?
メーカと結託して,そこから収入を得ている評論家に踊らされるのはやめましょうヨ.
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