プロフィール 番外編

教授時代 



楽しい学究生活は終わり,各種委員に始まり,
役職を勤めなければならなくなりました.
俗に言うところの雑用に忙殺される日々です.

研究室制のため部下は居らず,
唯一,技術員の方に依存することになってしまいました.
幸運なことに研究畑だった技術員の方のおかげで,
週1回の学生との Discussion に同席だけで研究の進め方を理解して頂き,
お任せすることが出来ましたので,年2回の学会発表も続けられました.

国際学会は2年に1度,これは経費上の問題があり,
これ以上増やすと資金上の問題がありました.
学生+技術員+自分の交通費と宿泊費を,
企業からの委任経理金(奨学寄付金)で賄うと,
100万円前後の資金が必要となり,国内学会への費用を入れると厳しくなります.

学会発表での学生への交通宿泊費の支給は大いに有効で,
他研究室と比べて発表意欲を高められたように思えます.
他研究室の自費参加学生からの不満を聞くと,一寸考えさせられることも.
特に国際学会で負担金が40万円になり,経済的に苦しいと言われても,
他研究室のことで,なんともなりません.

学外,学会でも複数の委員が回ってきて,結構駆り出されます.
運の悪いことに,ちょうど自分の大学で大会を開かなければならない時の幹事,
学科教員を総動員しての対応に忙殺させられました.
それも,10年を経て2度となるとなんとも運の悪さを感じました.


思い返すと,この時代はなんだかちっとも良いことがなかったような気がします.









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