プロフィール 番外編

小学生時代後半 



毎日,楽しく遊び暮らしていましたが,
何故か,6年1学期の終業式の日,
掃除は良いから一緒に来なさいと言われて連れて行かれたところが校長室.
思わず尻込み,何にも悪いことやってないよ,と思わず先生言った記憶があります.

それまでに校長室へ行かされたのは2回,いずれもいたずらが原因で,
お袋が平身低頭誤っていて,その度に家に帰ると,
お袋には3尺の物差しでひっぱたかれたことがありました.

ビビリながら校長室へ入ると,やはりお袋が呼ばれていて,
こりゃダメだ,どうしてなのか解らなかったけれど,絶望的でうなだれました.
話はすでに終わっていたようで,校長から,それではお願いしますよ,
と言われたお袋はちょっと困ったような顔をしていて不安でいっぱいでしたが,
とにかく促されて,部屋を出ると,仕方なく黙って歩くお袋の後に付いていきました.

歩く方向は家に帰らず,キャンディ屋(美味しかった)の近くの家に連れて行かれ,
そこが学習塾であることが解りました.

???が頭の中を飛び交っていましたが,学習塾の先生から,
他の生徒は4年からやっているからかなり厳しいよと言われても,
何のことだかさっぱり解りませんでしたが,手渡された問題集,
○○自由自在と○○5000題,厚さが2〜3cmも有るもの8冊.
訳がわからず,この問題集は何なんだろう???

楽しい夏休みのはずが,一転,地獄の夏になりました.
漢字を除けば,生まれて初めての勉強,受験勉強でした.

校長に呼ばれての一言は親には絶対命令,子供には反論など許されませんでした.
学校をあげて一クラスで1名,中学受験をさせることになったようで,
他にいなかったため強制的に受験組に入れられてしまいました.
おかげですっかり勉強嫌いが根付きました.

夏休みからの継続ですが,2学期は下校とともに学習塾,
家に帰っても,とにかく皆に追いつかねばならず,
小学生に有るまじき地獄の生活となってしまいました.
無理と言われながらの受験,終われば,もう自由,やっと遊べるとほっとしました.

3学期の終わりに近い日,担任から,受かったよ,と言われても解りませんでした.
親も本人もまさかと愕いたことを覚えています.
喜びよりも,小学校時代の友達とはもう会えないことの悲しみが大きかったような.








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