先月の月初め,最愛の嫁が突然ばったりと倒れました. 慌てて駆け寄りましたがすでに意識が無く,慌てふためいて救急車を呼びました. 元々心臓に持病がありましたので,救急隊に伝えると、 何はともあれ心臓マッサージをと言われました. 必死で救急車到着まで続けました. 主治医の病院と名を伝えると,すぐに受け入れが決まりました. 酸素補給を受けながら大学病院のICUへ搬入. 直ちに心臓関係の調査,結果は急性大動脈解離. 大動脈が破裂して出血とのこと,緊急手術もできないとのことでした. 人工呼吸器をつけて病室へ,すぐに息子への連絡をとのことでした. 慌てて息子が帰ってくることになりました. 途中で,翌日の講義の変更,招集していた会議の延期などを. 何とか呼吸が止まる前に到着,それだけがせめてものことでした. 助けてやれなかったことで,忸怩たる思いでした. 悲しみと言うより,呆然自失・・・. あまりのことで,親戚にも連絡せず,しなかったのではなく,できませんでした. 息子と二人で見送ることにするしかできませんでした. 約2ヶ月弱,ようやく涙が多少止まりました. 田舎の姉が墓と仏壇を管理しているため連絡, 最も若い妹が亡くなったと聞いて,大泣きをされてしまいました. 今からでも行くと泣きますが,すでにからだが不自由,思い留まらせました. 誰にも知らせませんでしたが,喪中欠礼のはがきを出さざるをえず, 真っ先に学問上の師匠から電話,お前大丈夫か? それからは,次々と連絡,親しい人の声を聞くと,また涙が止まりません. 世界も日本も混沌とした世となりましたが,どうかご自愛をください. しばらくは引き籠もりです. 復活できれば,また趣味も再開をします.