浅野勇 氏の魅惑の真空管アンプの記事で初めて知った球で、
なんとも簡単、簡素すぎるような Amp に魅せられて作りました.
部品を取り付けて配線を始めると、1時間あまりで完成.
抵抗・コンデンサーのあるのは初段管周りのみ、
これでいいのかなあと思いました。
1/2-12AX7-76-6AC5-U608
最大出力はなんと 4W (U608経由)も出ました.
我が家で最大出力 Amp でした(笑).
周波数特性を測ると、
200-30kHz(-1dB)
なんとも情けない特性、これで低音がでるんかいな?
浅野氏曰く、魅惑的な音、???
この当時、歪率計を持っていませんでしたので計っていませんが、
おそらくかなり悪いと思われます。
それでも、SP を繋いで音楽を聴いてみました。
確かに結構賑やかな(派手な)音で、思ったほど悪くはない。
しかも、ちゃんと低音も出てきます。
倍音では無く、ちゃんとした低音でした、?。
単に周波数特性と聴感は一致しないことを思い知らされました。
しかし、しかし、浅野氏がGT(MT)-ST-GT-GT の姿態も良いと書いていますが、
私にはどうに頂けませんでした.
その後、6V6 などの出力管のバイアス抵抗を分割したりした回路が出ましたが、
それもやっぱりちょっとなあ、と.
76 のGT管、6P5 は極めて入手難、では相当する MT はと探してみました.
76同等 MT管は規格表ではありませんが、12BH7 がほぼ同じと解りました。
わずかな違いは最大出力に影響をしますが、4.5W もいらない、
ならば十分代用になると解りました.
こうなると、やはり私には Amp の姿態が気になり改装を行うことになりました.
気づけば、写真を撮ることも無く(気に入らないこともあり)分解をしました.