この Amp は今から30年以上前に製作をした,Mono 構成の 2 台です.
この Amp は当時極めて入手難であった 45 をなんとか入手できたので(貰い物ですが),
浅野勇氏の感化を受け,トランス結合で組んだものです.
設計段階では 6J5-6J5-TAMURA A393- Lux3657P-45(2A3・71A)-H5S の構成でしたが、
ここでアドバイスが入りました。
トランス結合にするならばドライバー管は小型出力管が良い!
そこで。ドライバー管を 6SR7 に変更しました。
45 は惚けた音の 2A3 とは違う音を期待しました.
もちろん,貴重な 45 ですから代替え用は 2A3 と 71A としました.
交換用が入手できそうに無かったためです。
確かに 45 は爽やかでなるほどと納得させられました.
しかし,当時 Main 機は PX4 でしたので,どちらを取るか?
これは明らかに PX4 に軍配が上がります.
それでも 45 Amp はやはり捨てがたく,倉庫の奥で埃を被っていました.
この Amp はハム対策で苦労をしました。
最初は 3657P とH5S の位置が逆でした(チョークコイルは 100H でハムを引きやすい).
作ってみると、ハムを引いたのは 3657P でした.
やはり民生用とプロ用は性能が全く違うことを思い知りました(良い経験になりました)。
今回,GT 管のユニバーサル Amp を製作するにあたり,
電源トランスを流用するために解体を決意しました(それほどたいそうなことでも無いですが).
45,2A3 は 46,47 との共用 Amp を計画し,設計を終了しましたので,もはや無用となりました.
71A は 12A との 5v 管共用 Ampへ移行です.
長年倉庫に置いていましたので傷だらけです(昔は単に塗料を下処理も無く吹き付けただけです).
一応作り稼働させていましたので記念です.